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①フォアハンドストロークのグリップ
上達のコツは正しいグリップの持ち方

これはグリップの種類の問題ではなく、持ち方に関することです。
具体的には、手のひらのどの部分にグリップを置くべきかという点です。
私の知る限り、テニススクールのコーチでさえ、この部分に関するアドバイスがほとんどないのが現状です。
では、なぜコーチたちはこの持ち方を指摘しないのでしょうか。
それは、コーチ業をしている方々が基本的にテニスが上手く、この持ち方に悩むことがないからです。
子供の頃からの経験や練習量、試合経験などを通じて、自然にグリップがうまく持てているコーチは、ラケットを初めて握る人が、グリップが手の中でうまく収まらず、握りにくかったり力が入らなかったりする感覚が分からないことが多いです。
そのため、グリップの持ち方をスルーして、フォアハンドストロークの打ち方に指導が進んでしまいます。
しかし、グリップがうまく持てていない状態でスイングの練習をしても上達しないことが多くあります。
私はそのような経験を多く見てきたので、この持ち方の重要性を強調したいと思います。

練習しても上達しない理由⇒グリップが安定しない持ち方になっている

グリップには良い持ち方がある一方で、悪い持ち方も存在します。
ここでいう「悪い」とは、テニスの経験がなく、力が弱い方にとって不適切な持ち方を指しています。
一方、力のある男性などは、普通に使っている持ち方です。
力が入るか入らないかのポイントは、手のひらの親指と小指が接する部分、つまり手のひらの角の部分★です。
この部分が浮いていたり、開いている状態が「悪い持ち方」となります。
効果的な改善方法⇒ラケットを下に置いて上から持つ

この動作は、フォアハンドストロークを厚めのウェスタングリップで持つ際に行うものです。
ラケットを下に置き、その上からグリップを握ります。ここで注意すべき点が2つあります。
- グリップに対して手のひらを斜めに置く
これは、上記で説明したように、手のひらの置き場所に関することです。 - 手首の角度を伸ばさない
高い位置でラケットを握ると、手首が伸びてしまい、正しい手首の角度が保てなくなります。
下にラケットを置く角度は、フォアハンドストロークでインパクト時に必要な手首の角度を作るために重要です。

グリップの持ち方はとても重要ですね



そうなんです。グリップの持ち方次第で上達のスピードが変わります
②フォアハンドのインパクト
上達のコツは脇を閉める


フォアハンドストロークは、ボールを横投げする動作に似ており、腕を自由に動かすことができます。
そのため、打ちやすく、多くの方が得意とするショットになっています。
フォアハンドストロークでは、手打ちにならないように、インパクトの際に脇を締めることで体とラケットが一体化します。
これにより、ボールに体重が乗り、体の回転も活かせるため、強いボールを打つことができます。


練習しても上達しない理由⇒初級者は初めから肘を伸ばさない


テニス経験が増え、フォアハンドストロークでボールを強打できるようになると、インパクト時に肘を少し伸ばして打つことがあります。
実際、プロ選手の中にもそのような状態になる方が多いです。しかし、これは意識的に肘を伸ばそうとしているわけではなく、打っている間に自然にそうなるケースがほとんどです。
テニス経験の少ない方にこのことを指導すると、肘を伸ばすために腕に力を入れすぎて、肩が動きにくくなり、うまく打てなくなってしまいます。
まずは脇を閉めて体とラケットを一体化させ、手打ちにならないように意識しましょう。
効果的な改善方法⇒左手でお腹の前に肘を出す動きを身につける


これは、脇を閉める動作を手を使って感じ取るための練習です。
ラケットをテイクバックした状態にし、右利きの方は左手で右ひじをお腹の前に引き寄せて脇を閉めます。
実際に打つ際には、腕のスイングよりも先に体が回ることが多いため、体が回る前に左手で脇を閉める動きを行います。



フォアハンドはなぜ打ちやすいのですか?



そうですね。ボール投げと同じ体の使い方をするため、打ちやすく得意な方も多いですね
③フォアハンドのテイクバック
上達のコツ⇒腕を力ませずに早く引く


テイクバックが遅れるとボールを上手く打てません。
その為に早くラケットを引く必要がありますがこの時の注意点は腕に力が入らないようにしてラケットを引くことです。
ただ相手のボールが速いとどうしても腕に力が入ってしまい余計に振り遅れも起きます。
その為に体のターンを行ってラケットを引くことが大事です。


練習しても上達しない理由⇒上から引く時期を間違っている


テニス未経験者には、フォアハンドストロークで上から引く動作が良い場合と悪い場合があります。
これは、テニススクールの現場でもよく見られることで、初心者全員に上からのテイクバックを指導することが多いです。
しかし、全員がうまく打てるわけではなく、打てない方もいます。
その違いは、手首がしっかり固定されている方は、最初から上からテイクバックをしてもスムーズに打てる一方、グリップがうまく握れていない状態で上からのテイクバックを行うと、手首が安定せず、ラケットが下に落ちないため、うまく打てません。
この判断が、全員の上達を妨げているのです。
第1章で説明したように、コーチはテニスが上手なので、手首がしっかりしており、上から引く方が楽で強いボールを打てるため、これを初心者に伝えてしまいます。
しかし、上からのテイクバックでうまく打てない方は、まず横からのテイクバックで慣れてから、上からのテイクバックに移行する方が正しいアプローチです。
効果的な改善方法⇒ラケットを下げる動きを分解して身につける


上記で説明したように、手首が固定されていないと、ラケットが打つ前にボールの下に落ちず、斜め上にスイングすることができません。
この修正方法は、ラケットを腰くらいの高さで横に寝かせ、その状態で一度止めることです。
その後、打つ練習を行い、それに慣れてきたら、上からのテイクバックを始めて、打つ前にラケットを寝かせてから打つ練習をすると、上から下にラケットが落ちる感覚をつかむことができます。



よく『テイクバックを早く引いて』と言われます



そうですね。テニスが上手な方でも、ラケットを引かなければ打てませんね
④フォアハンドストロークのフォロースルー
上達のコツ⇒初級者はインパクトのサポートで上級者は脱力


初級者はインパクトが弱いため、フォロースルーでインパクトの強さをカバーするために、打つ方向にラケットをしっかりと出していきます。
一方、上級者はインパクトが強く、コントロールもできるため、フォロースルーにこだわらず、インパクトに集中します。
練習しても上達しない理由⇒フォロースルーで腕の力みが残っている
フォロースルーで腕に力が入っていると、インパクトに力が集中せず、タイミングが合わなくなります。
また、フォロースルーで力みが生じるため、次の動作が遅れてしまいます。
効果的な改善方法⇒インパクトでラケットを止めて惰性で動かす


ここで大切なのは、フォロースルーは力を抜いて惰性で動かすことを意識することです。
そのため、インパクトで一度ラケットを止めてから、ゆっくりとフォロースルーを出すと、インパクトに力を集中させる感覚が身につきます。



フォロースルーは意識するべきですか?



そうですね、インパクトがしっかりできるようになれば、意識しなくても大丈夫です


⑤フォアハンドストロークの腰の回転
上達のコツ⇒脇が閉まってから腰が回る


腰の回転と言っても、単に体を回すだけではなく、特にフォアハンドストロークでは、脇を閉めてから腰を回すことが重要です。
この動きを行うことで、体とラケットが一体化し、体全体を使ってボールを打つことができます。


練習しても上達しない理由⇒打つ時に腰を回している


打つときに腰を回すのは正しいですが、脇が開いたまま腰を回すと、肘の位置がずれたり、ラケット面の向きが不安定になります。
問題なのは、体が十分に前を向かないと、インパクト時にラケットがしっかり出てこないことです。
効果的な改善方法⇒インパクト時に脇でボールを挟む動き


素振りの練習ですが、右利きの方は左手でボールを持ち、そのボールを右脇付近に置いてラケットを引きます。
インパクト時にそのボールを挟み、ボールが飛んでいくイメージを持ちながら、脇に挟まったボールを落とす動きをすると、インパクトで脇が閉まる感覚を掴むことができます。



腰は必ず回す必要がありますか?



意識しすぎると、打つ前に体が前を向いてしまうことがあるので、自然に回る程度で十分だと思います


⑥フォアハンドストロークの体重移動
上達のコツ⇒フィニッシュで軸足のかかとを上げる


これはストロークの体重移動の方法で、かかとを上げることで体重が前足に移動します。
フォロースルーを出しながら前足に重心を移動させ、ボールに威力を伝えます。
練習しても上達しない理由⇒フィニッシュの注意点


インパクトでは力が入りますが、その力が下半身まで伝わると、両足が固まって体重移動ができなくなります。
また、軸足(後ろ足)の膝が伸びたり、下半身の力みから頭が突っ込んだり、スイングが止まる原因となり、振り切れなくなります。
効果的な改善方法⇒フィニッシュで軸足でケンケンをする


フォアハンドストロークで体重移動を行う際、軸足(後ろ足)のかかとを上げますが、すぐにかかとを地面につけると、せっかく前足に体重が乗ったのに、また後ろ足に戻ってしまいます。
これではボールに体重が乗らず、威力が出ません。そのため、練習時に後ろ足でケンケンをすることで、前足に体重がしっかりと乗り、バランスも取れるようになります。



体重移動は毎回必要ですか?



いいえ、毎回ではなく、踏み込んで体重移動ができるときに行ってください
⑦ボールを打つタイミング
上達のコツ⇒ボールのバウンドから体を遠ざける


ストロークはワンバウンドして打ちますが、バウンドから近すぎると打点が高くなり、打ちにくくなります。
そこで、バウンドから体を少し遠ざけるようにしましょう。
具体的には、ボールを2バウンドして打つくらいの気持ちで、少し距離を取って待つことを意識しましょう。
練習しても上達しない理由⇒焦ってバウンドに近づいてしまう


ラリーの経験が少ない方は、ボールが飛んでくると一生懸命打とうとしてボールに近づき、打点が高くなってしまいます。
その結果、横から押さえるような横叩きのスイングになりがちです。
これはテニス未経験者に多い打ち方で、通常は下から上にスイングするのが基本ですが、逆に上から下に振ってしまうため、上達が難しくなります。
効果的な改善方法⇒帽子を使って、ボールが落ちてくる場所を腰の高さでキャッチする


これはボールに近づきすぎたり、高い位置で打たないようにするための練習です。
帽子を腰の高さくらいで持ち、ワンバウンドしたボールをその帽子でキャッチする練習を行います。
この練習の目的はキャッチすることではなく、ボールを腰の高さまで落とすことです。
キャッチの瞬間に帽子を上げて取らないように注意してください。



ボールとの距離感は、どのようにすれば上達しますか?



はい、これは聞くだけでは身につかないので、さまざまなボールを受ける経験を増やすことが大切です
⑧テイクバックのタイミングはいつか
上達のコツ⇒ボールがバウンドする前にテイクバックを完了する


ストロークは相手のボールがワンバウンドしてから打つので、そのバウンド時にはテイクバックを終わらせておきたいところです。
慣れてくると、バウンドと同時にテイクバックを行うことも可能ですが、初級者の方は振り遅れが起きないようにすることが最優先です。
そのため、バウンドする前にテイクバックを完了させましょう。
練習しても上達しない理由⇒ラケットを引く勢いで打つと遅れる


テニスではインパクトに力を集中して打ちますが、ストロークでインパクトの力をより強くするために、テイクバックを直前まで行わず、打つタイミングで一気に引いてその勢いで打つ方法を取る方もいます。
この方法だと勢いがついてインパクトが強くなりますが、振り遅れが起こりやすく、余裕を持って打つことができません。
まずは慣れるまでは、テイクバックを早めに行うことをお勧めします。
効果的な改善方法⇒ネットを越えるまでにラケットを引く
上記ではボールがワンバウンドする前にテイクバックを完了させることを説明しましたが、実際には早いタイミングで引くことは意外と難しく、相手のボールが遅かったり、ボールに集中しすぎたりすると遅れがちです。
そのため、少しオーバーな表現になりますが、相手のボールがネットを越える時にはテイクバックを終わらせるようにしましょう。
これを確認する簡単な方法は、打っているところを後ろから携帯などで撮影し、いつテイクバックをしているかを客観的に見ることで、修正しやすくなります。



テイクバックを早くするにはどうすればいいですか?



そうですね、準備を早くするという意味では、相手のラケットからボールを見ると同時に、相手が打つ瞬間にスプリットステップ(膝を曲げる)を行うのがよいでしょう
⑨打つボールの弾道は放物線を描く
上達のコツ⇒ネットより低い位置でインパクトし、高い軌道のボールを打つ


ボールが放物線を描いて飛んでいくと、ネットの高い位置を通過するため、ボールが深くなります。
ストロークではボールの深さが非常に重要で、深いボールを打つためには放物線を描く弾道が必要です。
その放物線を描いたボールを打つには、ネットよりも低い位置で打つことで、ボールは斜め上に軌道を描き、結果的に放物線の弾道になります。
練習しても上達しない理由⇒ボールを速く打とうとする


ボールのスピードが速くなると直線的なボールになり低い弾道になります。
低い弾道のボールはネットの高い所を通過するとアウトミスに繋がります。
またその低い弾道でボールのスピードが遅くなると浅いボールになり相手の攻撃を受けることも多くなります。
その為にスピードはあまり早いなくて高いボールが必要です。
効果的な改善方法⇒打点の高さと同じ目線で見てみる


放物線を描くために、ボールを斜め上に打つことですが、打つ人の目線と打点の高さに差があると、上からボールを見下ろす形になり、ボールの軌道が低くなりやすいです。
打点の高さをその位置で見てみることで、ネットを越すためにはボールを斜め上に打たなければならないことが分かり、放物線を描くボールを打ちやすくなります。



放物線を描くには、速いボールでは難しいのでしょうか?



上級者の方はスピン回転をかけることで、速いボールでも放物線を描けますが、初級者の方はベースライン付近で落ちるくらいの力加減のほうが、より簡単に打てます
テニスコーチブログ・・・
テニスを始めた際、最初に習うのがフォアハンドストロークです。これは利き手の手のひらで横から打つ動作であり、最も頻繁に使われるショットです。そのため、多くの人がフォアハンドを素早く打てるようになり、得意なショットになります。しかし、テニスを始めてから約3年が経過すると、急にフォアハンドストロークがうまく打てなくなることがあります。この現象は、フォアハンドが基本的に片手で打つため、自由に打てることが打ちやすさに繋がりますが、逆にその自由さが原因で安定感を欠くことがあるためです。テニスの基礎がしっかりと身に付き、他のショットが打てるようになった頃に、突然フォアハンドストロークがうまくいかなくなることがあります。この記事は、初心者の方だけでなく、フォアハンドで悩んでいるすべての方に役立つ内容です。また、コーチや指導者の方にも参考になる情報を提供しています。
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