フォアハンドストロークで決め切る!試合で使える決定打の打ち方とは?

  • URLをコピーしました!

フォアハンドは得意なのに、試合ではなぜか決め切れない──そんな経験はありませんか?
今回は、ただ打つだけで終わらせない、「決め切る」ためのフォアハンドに必要な意識・準備・技術について解説します。

目次

1、よくある悩みと間違い

フォアで強打しても相手に拾われる

フォアで読まれる配球

チャンスボールが来たのに、フォアハンドで強打してもなかなか決まらない──そんな場面はよくあります。

その原因の一つが「コースを読まれていること」です。

相手にコースを予測されていると、打つ前から動き始められ、余裕を持って返されてしまいます。

読まれる」というのは、こちらのコース選択が“最も無難”で“誰が見てもそこに打つとわかる”状態のことです。

結果、相手はそのコースへ先に移動し、反撃の準備を整えてしまいます

エースを狙いすぎてアウトが多くなる

フォアでアウトする時はスピンを掛ける

フォアハンドエースを狙うと、

つい力が入りすぎてボールがアウトになる──これもよくあるミスの一つです。

逆に力を抑えると、今度は相手に拾われてしまい

なかなか決めきれないというジレンマに陥ります。

このような場面で効果的なのが、スピン回転をかけて打つことです。

スピンをかけることでボールが早く落下し、アウトミスを防ぎやすくなります

ただし、スピンをかけすぎるとスピードが落ちてしまうため、

回転量とスピードのバランスが重要です。

スピン多め」「スピード重視のスピン」など、

打ち分けを意識して練習することで、状況に応じたショットが打てるようになります。

アウトが多くて悩む方は、ラケットの選び方を見直すのもおすすめです。最近はスピン性能を高めてくれるラケットが多く、自然に回転をかけやすくなります。

そこで今回は、エッセンスさんおすすめのラケットを紹介します。

エッセンス

ピュアアエロは、ラケット面100インチ・長さ27インチ・重さ300グラムで、
男性に扱いやすいモデルです。
スロート部分が厚く、自然にスピンがかけられるので、
強打してもアウトを減らせます。
女性や軽めを好む方には、15g軽量の《ピュアアエロ チーム》もおすすめです。
フォアで安定したスピンを打ちたい方は、
ぜひチェックしてみてください!

踏み込めず体が開いてしまう

フォアで軸足のセットが遅れて体が開く

フォアハンドに“体重を乗せる”とはどういうことか?

フォアハンドで力強く打つには、腕の力だけに頼るのではなく、

体全体のエネルギーをボールに伝えることが大切です。

そのために欠かせないのが、「体重を乗せて打つ」という意識です。

体重移動の基本は、後ろ足から前足へと重心を移動させながら、移動の途中でインパクトを迎えること

この一連の流れの中でボールをとらえることで、

スイングのエネルギー体重のエネルギーが合わさり、

より威力のあるボールを打つことができます。

そのためには、ただ立ち止まって打つのではなく、

打ちたい方向へ前足を踏み込む動作が重要になります。

フォアで打ちたい方向へ踏み込む

この踏み込み動作によって自然と打球方向に体重が移動し、

結果的にショットの威力が増すのです。

さらに、前足をしっかり踏み込むことで、

体の向きが自然と横向きに保たれやすくなり、フォームの安定にもつながります。

この横向きを維持できることで、スイング軌道がブレにくくなり

ショットの再現性も高まります。

逆に、踏み込みが甘かったり準備が遅れて踏み込めないまま打ってしまうと、

体が正面を向いた状態で打つことになりやすく、

体の開きが早くなって力が伝わりにくくなります

また、インパクトのタイミングがズレて点がブレやすくなり

ミスショットの原因にもなります。

安定して強打するためには、スイングだけでなく、

下半身からの連動した体の使い方を身につけることが不可欠です。

体重移動踏み込みの感覚は、毎回の練習の中で意識的に取り入れていくことで、

少しずつ自然な動作として身についていきます

生徒さんの声

フォアには問題点が多いんですね

エッセンス

そうなんです。力が入りやすい一方で、自由に打てる分、問題も起きやすいんです

2,決める為に必要な前提

ポジション

ストロークは基本的にベースラインの後ろで構えて打ちますが、

相手のボールが深かったり強いスピンがかかっていると、

ついベースラインの後方へ下がってしまうことが多いです。

しかし、その位置からでは決定的なショットを打つのが難しくなってしまいます。

フォアで下がりながら打つと攻撃できない

そこで、決めにいく場面ではベースラインのすぐ近く、

あるいは内側までポジションを前に移動し、

フォアハンドで思い切って打ち切るプレーを身につけることが重要です。

これは、相手の深いボールに後退せず対応しつつ、

前にポジションを保ったまま攻撃に転じるテクニックと言えます。

ポジションを後ろに下げずに返球できれば、相手にプレッシャーをかけやすくなり

より積極的にポイントを取りにいく展開を作れます。

フォアで深いボールを下がらずに打ち込む

体重移動とタイミング

フォアのスクエアスタンスとオープンスタンス

フォアハンドで威力のあるショットを打つには、

スイングの速さだけでなく、

体重移動によってボールにエネルギーを伝えることが非常に重要です。

ただし、この体重移動の「タイミング」は、使うスタンスの種類によって異なります。

たとえば、打つ方向に対して体を横向きに構えるスクエアスタンスでは、

インパクトの前にすでに前足に体重が乗っている状態でボールをとらえます。

このスタンスは、コンチネンタルグリップイースタングリップなどの

薄めのグリップを使う選手に多く見られ、

しっかりと踏み込んで打つのが特徴です。

踏み込みによって重心が前に移動するため、自然な流れで体重を乗せることができ、

狙った方向にコントロールしやすい利点もあります。

一方で、下半身が開き気味で構えるオープンスタンスでは、

インパクトと同時に体重を足に乗せながら打つスタイルになります。

こちらは、セミウェスタンウェスタングリップといった

厚めのグリップを使うプレーヤーに多く、

動きの中からでもスピンとスピードを両立した攻撃的なショットを放ちやすいのが特徴です。

特に、現代テニスではラリーのテンポが速いため、

このオープンスタンスを取り入れる選手が増えています。

スタンスの違いによって体重移動のタイミングが変わるため、

自分のグリップやプレースタイルに合わせた体の使い方を理解しておくことが、

威力のあるフォアハンドを打つ上での鍵となります。

足元の安定性はフォアハンドの威力にも直結します。テニスでは短いステップや素早い方向転換が必要になるため、シューズ選びは非常に重要です。特に日本人は足の横幅が広めの方が多いため、幅広(3E・4E)対応モデルを選ぶと快適にプレーできます。ここでは、ミズノのおすすめテニスシューズを2タイプご紹介します。

エッセンス

ミズノのシューズは、足幅やクッション性に配慮されているので、長時間のプレーでも安定して動けます。サポート力の高いモデルならしっかりと足を守り、軽量モデルならスピード感のある動きが可能です。自分の足幅やプレースタイルに合わせて選んでみてください!

相手の動きの観察

テニスの予測の方法

相手をよく見て」とよく言われますが、

実際に打つ直前に相手の動きを見るのは簡単ではありません

なぜなら、ボールを正確に打つためには目線がボールに集中しており、

打つ瞬間に相手まで視界に入れる余裕がないからです。

上級者になれば、ボールを見ながらも視野の端で相手の動きを捉えることができますが、

これは高度な技術であり、初級者〜中級者にはまだ難しいのが現実です。

では、相手の動きや位置をどうやって把握すればよいのでしょうか?

ポイントは、「相手を直接見る」のではなく、相手の動きを“予測”することです。

たとえば、ラリーで相手を左右に動かした場合

直前まで相手がいた場所は一時的に空きスペースになります。

次はそのスペースを狙えば、相手の戻りが間に合わず、

ポイントにつながる可能性が高くなります。

逆に、相手の立場になれば、空いたスペースを作らないように素早く元の位置に戻ろうとするはずです。

このような動きの原理を理解しておくことで、

相手を毎回しっかり目で追わなくても、ある程度の予測をもとにプレーできるようになります。

生徒さんの声

フォアで決めるには、さまざまな条件が必要なんですね

エッセンス

そうですね、攻撃力があって確率の高いフォアにしたいですね

3,具体的な技術とコツ

軸足の使い方

フォアの軸足で力を溜める

フォアハンドのパワーを生む「軸足の使い方

右利きの場合、フォアハンドにおける軸足は右足、つまり後ろ足になります。

フォアでしっかりとポイントを決めるためには、

腕だけでなく全身を使ってボールに強いエネルギーを伝えることが必要です。

そのために欠かせないのが、「打つ前に力をためる」という準備動作です。

この“ため”を作るのが軸足であり、右足に体重をしっかり乗せてパワーを蓄え、

それを前足へと移動させながらインパクトを迎えることで、

力強いショットを生み出すことができます。

野球のピッチャーや砲丸投げの動作と同じように、

体重移動によるエネルギーの流れをスイングに連動させることが、

威力あるフォアハンドのポイントです。

では、具体的にどのように“ため”を作るかというと、

まずは軸足である後ろ足にしっかりと体重をかけることが大前提です。

そのうえで、打つ瞬間にその体重を前足へ移動させながらスイングすれば、

スムーズな動きの中で自然とパワーが加わり、強いインパクトにつながります。

ただし、相手から速いボールが返ってきた場合は、

準備の時間が足りず十分に体重を乗せられないことがあります。

そうなると、打ち急ぎ力みにつながり、威力不足やミスの原因になりやすいのです。

このような状況を防ぐためにも、テイクバックを早めに済ませる

軸足の位置を素早くセットするなど、

打つ前の準備動作を早くスムーズに行うことが非常に重要です。

構えの速さがパワーを生む」――その意識を持つことで、

フォアの威力は確実に高まっていきます。

インパクトの前の準備(テイクバックをコンパクトに)

フォアのテイクバックをコンパクト

チャンスボールは「速さ」で決める!ライジングコンパクトな準備

チャンスボールを確実に決めるためには、

相手が体勢を立て直す前に素早く打ち切ることが重要です。

そのため、現代のテニスでは**バウンド後すぐに打つ

ライジングショット」**を使ったテンポの速い攻撃が主流になってきています。

速いテンポで打つためには、当然ながらテイクバックの早さが求められます。

このとき重要なのが、テイクバックを“コンパクト”に行う意識です。

準備動作が小さいほどスイングへの移行が速くなり、

ライジングのような短時間での対応も可能になります。

具体的には、テイクバック時に肘を伸ばしすぎないことがポイントです。

肘が大きく伸びてしまうと、ラケットが体から遠く離れ、

スイングに時間がかかるぶん、振り遅れタイミングのズレが生じやすくなります。

一方で、ラケットヘッドがしっかり立っている状態で構えられていれば、

多少肘が伸びていてもコンパクトに振り出す準備はできていると言えます。

つまり、「肘の位置」だけにとらわれず、ラケット全体の構えのバランスを意識することが、

テンポの速い展開で安定してボールを捉えるコツとなります。

インパクト前の準備動作であるテイクバックをコンパクトにするには、ラケットのグリップの“握りやすさ”がカギになります。握りが安定していれば、スイングが滑らかに切り替わるだけでなく、正確なインパクトとコントロールもしやすくなります。ここでは、人気のグリップテープからおすすめの2商品をご紹介します。

エッセンス

グリップが新しいと驚くほどスイングが安定します。特に汗をかきやすい方や、長く巻き替えていない方はぜひ試してください!

打点の前で捉える+体幹準備

フォアの打点を正確な位置で打つ

前で打って!」の本当の意味とは?

テニススクールなどで「もっと前で打って!」というアドバイスを耳にすることがよくあります。

この言葉は、主に打点が遅れがちな人に対して、適正な打点で打てるように促す意図で使われます。

つまり、本来の打点でしっかり打てていれば

わざわざ「前で打って」と言われることはないということです

しかし、このアドバイスを意識しすぎて、

本来よりも不自然に前で打とうとすると、

力が入りにくい位置でインパクトしてしまうことがあります。

その結果、ボールが浮いてしまったり、体が突っ込んでバランスを崩したりと、

逆にフォームが乱れてしまうケースも少なくありません。

大切なのは、「前で打つ」とは**“自分にとって最も力が入りやすい打点”で

打つこと**を意味しているという点です。

これは体の軸を安定させたまま、

無理のない姿勢でスイングするためにも欠かせない意識です。

アドバイスの言葉そのものに引っ張られすぎず、

その本質を正しく理解することが、安定したフォームを身につける第一歩となります。

フォアの4種類のグリップを知りたい方はこちら

生徒さんの声

テイクバックや軸足などにも気を配る必要があるんですね

エッセンス

そうなんです、手打ちにならないよう気をつけましょう

4,よくあるミスと修正

打点が遅れる➡スプリットステップと早い準備

フォアのスプリットステップ

打点の遅れを防ぐカギは「早い準備」にあり

打点が遅れてしまう原因はさまざまありますが、最も多いのは準備動作の遅れです。

特に、テイクバックが遅れると、どうしても打点が体の後ろになりがちになります。

そのため、早めのテイクバックを意識することが、安定した打点には欠かせません。

このテイクバックの遅れの背景には、

スプリットステップのタイミングの遅れが潜んでいることも少なくありません。

スプリットステップは、相手がボールを打つ瞬間に合わせて行うのが理想です。

このタイミングがズレると、

その後のフットワークテイクバックまですべてが後手に回ってしまいます。

そのため、相手のスイングの速さも見ながら、

相手が打つ直前からジャンプを始め、インパクトの瞬間に着地する

くらいの意識がちょうど良いタイミングとなります。

そして、着地した瞬間に相手の打球を見てすぐテイクバックに入る

この一連の動作を体に染み込ませることが、打点の遅れを防ぐ最大のポイントです。

力任せに打つ➡ラケット面の角度と体重移動の見直し

フォアの肩の動き

手打ちを避けて、体全体でパワーを伝える

フォアハンドでしっかりと決めるには、

インパクトの瞬間に効率よく力を伝えることが大切です。

しかし、このときにラケットや腕の動きばかりに意識が向いてしまうと、

手打ち」になりやすくなります。

手打ちになると、強く打とうとするあまり、

手首をこねるような不自然な動きが出やすくなります。

この動きはショットの安定性を失わせるだけでなく、

ボールへのパワー伝達も不十分になってしまいます。

本来、強いフォアハンドを打つためには、腕だけでなく、

下半身から上半身までを連動させた全身のスイングが必要です。

プロ選手のスイング写真などで、

インパクト直後にラケット面が下を向いているように見える場面がありますが、

これは手首を操作しているのではなく体全体の回転による自然な動きの一部なのです。

つまり、力を入れるのは腕ではなく、体重移動と体の回転を利用して、全身でスイングすることが重要です。

この一体化した動きによってこそ、パワフル安定したショットが生まれます。

生徒さんの声

フォアは決まりやすい反面、ミスも多くなりますね

エッセンス

そうなんですが、ミスが起こった後に修正できるようにしておきたいですね

5,試合で使うための判断とメンタル

攻めるVSつなぐの判断基準(現状とポジショニング)

フォアの攻めと守備

攻守の判断が勝敗を左右する

テニスは1球ごとに攻守が入れ替わるスポーツであり、

攻めるべき場面守るべき場面を正しく見極める判断力が非常に重要です。

たとえば攻めに転じるタイミングとしては、

相手を左右に揺さぶった結果コートに空きスペースが生まれたときが挙げられます。

こうした場面では、迷わず積極的にウィナーを狙いましょう。

また、相手のセカンドサーブに対しても攻撃のチャンスがあります。

特にネットに近い位置で打てれば、プレッシャーを与える効果も高くなります。

逆に守りに回るべきなのは、自分が先に動かされて体勢を崩されたときや、

自分のショットが浅く甘くなり相手に主導権を握られたときです。

このような状況では、守備のポジショニングがポイントになります。

後衛はベースラインより2〜3歩後ろに下がって構え、

前衛はサービスラインよりやや後方で待機し、相手の攻撃に備えましょう。

決めに行くときのメンタル:「打って後悔より打たずに後悔」

ミスを恐れず“打つ勇気”を持つ

テニスはミスの多いスポーツであり、

どんなに技術の高い選手でもミスを完全に避けることはできません

だからこそ、いかにミスを減らせるかが勝敗を分ける重要なポイントになります。

そのためには、常に「ミスをしないように」と意識しながらプレーすることが大切です。

ただし、その意識が強すぎると、**いざチャンスボールが来たとき

ミスしたらどうしよう」「失点したくない」**といった不安が先に立ち、

思い切ったショットが打てなくなることがあります。

結果として、決められる場面で消極的になり、

チャンスを逃してしまうのです。

あとになってあのとき強く打てばよかった」と後悔しないためにも、

ポイントを奪うべき場面では“打つ勇気”を持つことが非常に重要になります。

レベル別のメンタル思考


初級者の方ミスを少なくする思考

  • ストロークは高い弾道で打ってミスを減らそう
  • セカンドサーブは、トスを頭の上あたりに上げて、高い軌道でコントロール重視で打とう
  • ボレーはミスを減らすために、ネットにしっかり詰めよう
  • 前衛を気にしすぎず、ボールに集中しよう

中級者の方チャンスがあれば攻撃しよう

  • 短いボールは積極的に打ち込もう
  • チャンスがあればポーチボレーに出よう
  • ファーストサーブは攻撃的に打とう
  • 相手のセカンドサーブは攻撃しよう

上級者の方リスクがあっても確率を考える

  • 短いボールはスピンをかけて叩いていこう
  • 回転を調整してワイドサーブで相手をコートの外に追い出そう
  • リターンはネットミスを避けるために高い打点で打って主導権を取ろう
  • ドロップボレーはよりネットに詰めて打とう

決めのフォアのあと、結果に関係なく平常心を保つことが重要

フォアのミスの後の行動

試合中に「ここぞ」という場面で打った決めのフォア

うまく決まれば気持ちは高まり、逆にミスすれば落ち込んでしまうかもしれません。

しかし、実はこの直後の心の持ちようが、その後のプレーに大きく影響します。

ポイントが取れたとしても浮かれすぎず逆に失点しても引きずらない

決めのフォアのあと、結果に関係なく平常心を保つこと」が非常に重要です。

気持ちがブレると、次のポイントへの集中力が落ち

流れを手放してしまうことになりかねません。

大事なのは、一打一打で一喜一憂せず常に一定のメンタルでプレーを続けること。

これができるようになると、試合全体の安定感が増し、結果的に勝率も上がっていきます

試合でワンパターンにならないための工夫

テニスの試合では、同じパターンばかりでは相手に読まれてしまいます

そこで重要になるのが“プレーのバリエーション”です。

状況に応じてどんな選択をするか、その判断力と、

迷わず実行するためのメンタルが、試合の流れを左右します。

1. ショットのバリエーション

  • フラット、スピン、スライス
  • 強打、ロブ、ドロップショット
  • クロス、ストレート、アングルショット

相手のリズムを崩す・読みを外すために重要


2. サーブのバリエーション

  • フラット、スピン、スライス
  • コース(ワイド、ボディ、センター)の使い分け
  • ファーストとセカンドの配分やテンポ変化

リターンを読まれにくくする、主導権を握るための戦術


3. ポジション・戦術のバリエーション

  • サーブ&ボレー vs ベースラインプレー
  • ポーチに出る vs ポジションを崩さない
  • 前に詰める vs 下がって守る

相手にプレースタイルを固定させない意図


4. テンポ・リズムのバリエーション

  • 速い展開で攻める vs ゆっくり組み立てる
  • 一発で決める vs ラリーで粘る

相手が自分のリズムをつかめないようにする


まとめると・・・

1試合でバリエーションを使い分ける」というのは、

ショットの種類配球戦術テンポなどを状況に応じて変えていくことで、

相手の対応力を試すということです。

そしてそれを実行するためには、的確な判断力と、

迷いなく実行できるメンタルの強さが必要になります。

生徒さんの声

試合でフォアを強気に打ち込むには、どうすればいいのでしょうか?

エッセンス

状況を見極め、平常心でフォアを打つことが大切ですね

テニスコーチブログ・・・

テニス愛好家にとって、フォアハンドで決めるのは理想的で、もっとも気持ちの良い決めパターンのひとつです。そのためには、フォアの強打を身につけ、コントロール性を高めることが大切です。

フォアで決まると気分も上がり、テンションも高まりますが、同じような場面で毎回同じコースに打っていると、相手に読まれて先回りされ、逆襲されるリスクが高まります。

それを防ぐためには、フォアの決め球のコースを数種類用意し、バリエーションを持たせることが重要です。そうすることで相手の読みを外し、より確実にポイントを取ることができるようになります。

この記事が役に立ったら是非シェアしてください

質問・ご相談があればコメントやXのDMでお気軽にどうぞ!

フォアの安定性に悩んでいる人はこちらの記事もおすすめ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次